#nowreading

本と生活、その断片

『うしろめたさの人類学』(松村圭一郎著、ミシマ社)

著者は人類学者であり、エチオピアでのフィールドワーク経験から、贈与/交換をキーワードに「境界を引き直す」ことを提案する。 うしろめたさの人類学作者: 松村圭一郎出版社/メーカー: ミシマ社発売日: 2017/09/16メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品…

映画『否定と肯定』

映画『否定と肯定』を観に行ってきた。(チケットを買ったにもかかわらず)直前まで行こうかどうか迷ったけど、「行くか迷ったら、とりあえず行く」という2018年の目標を実行に移し、がんばって家から出た。 hitei-koutei.com あらすじ アーヴィング対ペンギ…

検索技術者検定受かった

11月に受けた「検索技術者検定3級」、試験結果が届いた(正確には年内に届いていた)。もちろん、合格。*1 *1:正直相当簡単だったので・・・2級の勉強もしておけばよかった

一年でクラシック通になる、道すがら:2018年クラシック入門(1)

『一年でクラシック通になる (生活人新書)』(山本一太著)に(何年か越しの)影響を受け、音楽定額配信サービスのSpotifyを使いつつクラシックを聴いてみようというのが2018年の目標の一つ。 ochiba38.hatenablog.com さっそく今週分。この本で第一週目の曲…

fuzkueと読書環境

新宿駅から京王新線で一駅の初台に、fuzkueという店がある。控えめにいって、大好きな店だ。 fuzkue.com 大好きといっても頻繁に通えてるわけじゃなく、3ヶ月に一度くらい行ければいいほう(そもそも初めて行ったのが、昨年の10月)。ただ、今回の年末年始は…

2018年の目標、抱負

今週のお題「2018年の抱負」 年が変わったからといって、それほど「心機一転!」という気分になる性格でもないのだけれど、それでもやっぱり、今後1年どうしていくか、ということを考えるのには正月、年初めは最適な時期だとは思う。 前提 私はインドア派、…

2017年最後にして最高の一冊『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎 著、光文社新書)

面白かった、抜群に面白かった。読んだのは年末だったのだけど、最後の最後に2017年最高の一冊に躍りでた。 昆虫博士を目指し、「サバクトビバッタ」というアフリカで時に大発生し食糧問題を引き起こす原因ともなるバッタを研究する前野氏。本書はその前野氏…

2018年読み初め

2018年は、角田光代訳の『源氏物語』から。 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

検索技術者検定の受験票が届いた

検索技術者検定(いわゆるサーチャー試験)の3級合格を目指している。 情報検索やサーチャー的な役割の概略を知るために、資格をモチベーションに勉強をしている。 この試験と、CourseraのDMP講座、gaccoの研究データ管理講座、3つが重なってさすがにキツイ…

gaccoで研究データ管理の講座を受講し始めた

日本語MOOCsのプラットフォームであるgacco(なんて発音するのか、未だにわからない。ガコー?ガッコー?ジーエーシーシーオー?)で、先日開講した「オープンサイエンス時代の研究データ管理」を受講し始めた。 オープンサイエンス時代の研究データ管理 “Co…

CourseraでDMP(データ管理計画)のコースを受講してみた

代表的なMOOCs(massive open online courses)プラットフォームの一つ、“Coursera | Online Courses From Top Universities. Join for Free”で”Research data management and sharing”というコースを受講している。 www.coursera.org DMP(Data Management …

私淑

野矢茂樹さんの『大人のための国語ゼミ』が売れているようだ。本屋さんに行って「売り上げランキング」的な棚があると、必ず上位にランクインしている。東洋経済も「国語力」を特集しているし、国語力や論理力的なものがちょっとしたブームなのだろう(ロジ…

渋谷新宿

先日用事があって渋谷、新宿を歩き回っていたのだが、以前これらの街に自分が持っていたネガティブな気持ちが、ちょっとだけ変わりつつあることに気づいた。 学生時代は、特に新宿に出かけていた。と行っても遊びに行くわけではなく、当時新宿三越アルコット…

空想

子どものときに、いつも手のひらのなかに見えないスイッチを握っていた。なにか困ったことがあると、空想のなかで「カチッ」とそのスイッチを押せば、すべてうまくいく、ということをずっと想像していた。(『断片的なものの社会学』、岸政彦、朝日出版社) …

fuzkueという場所

ひとりって楽しい、と思わせてくれる空間にいった。 京王新線の初台駅すぐのところに、fuzkueというカフェ(と言っていいのかはわからないが)のような場所がある。とにかく、本を読むことに最適な空間づくりに徹しているお店で、おしゃべり禁止(ヒソヒソも…

『ふしぎな君が代』(辻田真佐憲、幻冬舎新書)

ふしぎな君が代 (幻冬舎新書)作者: 辻田真佐憲出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/07/29メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る 国歌のはずなのに、何かと論争になる「君が代」、私たちはその国歌についてどれだけのことを知っているのだろうか…

電子書籍を貸し借りできたら、最高なのに

タイトルのママ。 私は電子書籍をよく買うし、電子書籍リーダー(kindle PaperWhite)にもとってもお世話になっている。今後も(是非紙の本と一緒に)電子書籍の普及発展は続いて欲しいと思っている。 ただし、お願いだから、早く電子書籍の貸し借りができる…

飲み会でヒトは退化する

自分のコップに飲み物を注げなくなる 感情を抑えられずに人に説教をする カラオケで自分の歌いたい曲を予約できなくなる もうやめろや。

穂村弘さん

bookclub.kodansha.co.jp を読んだ。人気歌人で、エッセイも多数発表している穂村さん。日常に潜む、どことない違和感、生きづらさを、しかしとても魅力的に描かれている。 この本の中に「神様」というエッセイがある。自分にとって憧れの人、といった意味な…

チラ見

「いま胸見てたでしょ」 友人(女性)にそう言われた。その友人と、もう一人別の女性と一緒に食事をしていた時のこと。私は四人がけテーブルの、二人の向かいに座っていて、その女性の話を聞いていた。 その女性の胸を見ていたでしょう、と友人に指摘された…