#nowreading

本と生活、その断片

fuzkueという場所

ひとりって楽しい、と思わせてくれる空間にいった。

京王新線初台駅すぐのところに、fuzkueというカフェ(と言っていいのかはわからないが)のような場所がある。とにかく、本を読むことに最適な空間づくりに徹しているお店で、おしゃべり禁止(ヒソヒソもダメ)、パソコンのキータッチも原則NG・・・などなど、決まり事が多く、しかしそのぶん快適な読書空間を実現しているお店でもある。

fuzkueのHPを見ていただければ、その雰囲気が多少なりとも伝わると思う(むちゃくちゃ長い説明がき、というは本当にあって「これかこれが噂の!!」と嬉しくなったりした)。

fuzkue

フヅクエでのすごしかた

店主の阿久津さんがこのお店の開店準備をしている時から知っていた。開店したことも知っていた。だが、今の今までなかなか行く機会がなくて、やっと行けることになったのはいいものの、引っ張りすぎて「行くの緊張する・・・」状態に。

そんなfuzkue、初訪問。

初台駅で降りて、fuzkueの扉を開ける。静寂。

席に着き、あまりに長い説明書きを読む。静寂。

店員は女性だ。あ、これがfuzkueのブログに出てきた「ひきちゃん」か・・・。静寂。

か、カフェオレとチーズケーキください。「はい」。あ、ひきちゃんが喋った。

確かに静寂といえば静寂なんだけど、心地よい音楽は流れるし、飲み物を用意する音や食器を洗う音もたまに響き、程よい静けさ、という表現がぴったりな空間だと思った。まさに、本を読むための空間だ。 結局3時間半ほど滞在し、いい時間を過ごしたという幸福感とともに帰宅。

やっと来れたという嬉しさとともに、もっと早くきてこの素晴らしい空間を知れていたらなあ・・・という悔しさも同時に感じた、fuzkueの時間だった。