#nowreading

本と生活、その断片

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

私淑

野矢茂樹さんの『大人のための国語ゼミ』が売れているようだ。本屋さんに行って「売り上げランキング」的な棚があると、必ず上位にランクインしている。東洋経済も「国語力」を特集しているし、国語力や論理力的なものがちょっとしたブームなのだろう(ロジ…

渋谷新宿

先日用事があって渋谷、新宿を歩き回っていたのだが、以前これらの街に自分が持っていたネガティブな気持ちが、ちょっとだけ変わりつつあることに気づいた。 学生時代は、特に新宿に出かけていた。と行っても遊びに行くわけではなく、当時新宿三越アルコット…

空想

子どものときに、いつも手のひらのなかに見えないスイッチを握っていた。なにか困ったことがあると、空想のなかで「カチッ」とそのスイッチを押せば、すべてうまくいく、ということをずっと想像していた。(『断片的なものの社会学』、岸政彦、朝日出版社) …

fuzkueという場所

ひとりって楽しい、と思わせてくれる空間にいった。 京王新線の初台駅すぐのところに、fuzkueというカフェ(と言っていいのかはわからないが)のような場所がある。とにかく、本を読むことに最適な空間づくりに徹しているお店で、おしゃべり禁止(ヒソヒソも…

『ふしぎな君が代』(辻田真佐憲、幻冬舎新書)

ふしぎな君が代 (幻冬舎新書)作者: 辻田真佐憲出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/07/29メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る 国歌のはずなのに、何かと論争になる「君が代」、私たちはその国歌についてどれだけのことを知っているのだろうか…