#nowreading

本と生活、その断片

2018-01-01から1年間の記事一覧

『うしろめたさの人類学』(松村圭一郎著、ミシマ社)

著者は人類学者であり、エチオピアでのフィールドワーク経験から、贈与/交換をキーワードに「境界を引き直す」ことを提案する。 うしろめたさの人類学作者: 松村圭一郎出版社/メーカー: ミシマ社発売日: 2017/09/16メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品…

映画『否定と肯定』

映画『否定と肯定』を観に行ってきた。(チケットを買ったにもかかわらず)直前まで行こうかどうか迷ったけど、「行くか迷ったら、とりあえず行く」という2018年の目標を実行に移し、がんばって家から出た。 hitei-koutei.com あらすじ アーヴィング対ペンギ…

検索技術者検定受かった

11月に受けた「検索技術者検定3級」、試験結果が届いた(正確には年内に届いていた)。もちろん、合格。*1 *1:正直相当簡単だったので・・・2級の勉強もしておけばよかった

一年でクラシック通になる、道すがら:2018年クラシック入門(1)

『一年でクラシック通になる (生活人新書)』(山本一太著)に(何年か越しの)影響を受け、音楽定額配信サービスのSpotifyを使いつつクラシックを聴いてみようというのが2018年の目標の一つ。 ochiba38.hatenablog.com さっそく今週分。この本で第一週目の曲…

fuzkueと読書環境

新宿駅から京王新線で一駅の初台に、fuzkueという店がある。控えめにいって、大好きな店だ。 fuzkue.com 大好きといっても頻繁に通えてるわけじゃなく、3ヶ月に一度くらい行ければいいほう(そもそも初めて行ったのが、昨年の10月)。ただ、今回の年末年始は…

2018年の目標、抱負

今週のお題「2018年の抱負」 年が変わったからといって、それほど「心機一転!」という気分になる性格でもないのだけれど、それでもやっぱり、今後1年どうしていくか、ということを考えるのには正月、年初めは最適な時期だとは思う。 前提 私はインドア派、…

2017年最後にして最高の一冊『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎 著、光文社新書)

面白かった、抜群に面白かった。読んだのは年末だったのだけど、最後の最後に2017年最高の一冊に躍りでた。 昆虫博士を目指し、「サバクトビバッタ」というアフリカで時に大発生し食糧問題を引き起こす原因ともなるバッタを研究する前野氏。本書はその前野氏…

2018年読み初め

2018年は、角田光代訳の『源氏物語』から。 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。